ホームページ保守なしで始めると後から追加依頼が来やすい理由
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「更新は自分でやります」と言っていた事業者から、数ヶ月後に「やっぱり変更をお願いしたいのですが」と連絡が来る。
以前関わった複数の案件で、このパターンを繰り返し経験しています。
ただ、その「自分でできる」の判断は、半年後には誤算になりやすい。
なぜ保守なしを選んだ事業者ほど後から依頼が来やすいのか、その構造と、保守なしで進める場合の現実的な備え方を整理します。
追加依頼が来る理由は、事業の変化にある

更新を止めたから依頼が来るのではなく、事業が変わったから依頼が来る。
これが実態です。
契約時に「文章の差し替えくらい自分でできます」という判断は、多くの場合で正しい。
WordPressやCMSを使えば、お知らせの追加や文章の修正は事業者自身でできます。
実際に自分で更新を続けている事業者は、保守なしで問題なく回っているケースも多い。
問題は「コンテンツを差し替える更新」ではなく、「仕様を変える追加」が必要になったときです。
取り扱いサービスが増えた、料金プランを改定した、新しい事業を始めた——こういった変化が起きると、「既存の枠組み自体を変えたい」という要望になります。
事業者側には非がなく、HP制作が終わった後に事業の取り扱いが変わるのは自然なことです。
自分の経験では、開業から半年〜1年の間が最も仕様変更の依頼が多い時期です。
以前関わった複数の案件では、依頼から3〜6ヶ月後にこのパターンで連絡が来ました。
コンテンツ更新と仕様追加は、どう違うのか
整理すると、更新と追加の境目は「既存の枠に収まるかどうか」です。
作業の種類 | 事業者でできるか | 具体例 |
|---|---|---|
コンテンツ更新 | ○ できる(CMS利用時) | お知らせ追加、文章差し替え、写真交換 |
仕様追加・変更 | × 難しい | ページ追加、料金表の構造変更、フォーム項目追加 |
「ページ追加はWordPressの管理画面でできるのでは?」と思う方もいます。
ただ、既存テーマに合わせた新規ページの追加は、PHPやCSSの編集が必要になることがほとんどです。
「CMSで更新できる」と「仕様変更も自分でできる」は、事業者には区別しにくいため、制作後の認識ずれが生じやすいところです。
事業者が「やっぱり追加したい」と思うタイミングは、ある程度パターンがあります。
- 新しいサービスや商品ラインを始めたとき
- 料金プランを改定して、料金表を作り直す必要が出たとき
- 問い合わせが増えてきて、フォームや導線の追加を検討するタイミング
- スタッフが増えて、採用ページが必要になったとき
どれも事業が前向きに動いている状況で、どれも「仕様変更」の領域に入る作業です。
「自分で更新できる」という判断は間違っていませんが、「自分で仕様変更できる」とは別の話です。
保守なしで進める場合の現実的な備え方
保守なしで完結できる事業者の条件は2つあります。
「しばらく事業内容が変わらない状態」または「変更が必要になったときに都度費用をかけられる体制」です。
逆に、事業の立ち上げ期や取り扱いが変わりやすい時期は、保守なしのほうが結果的にコストがかかりやすい。
変更のたびに都度見積もりと発注が発生し、対応スピードも制作会社の優先度に左右されます。
小さな変更が積み重なると、最終的に保守契約があったほうが安かった、というケースもあります。
保守なしで始める場合に自分が提案しているのは、「3ヶ月後の見直し面談」をセットにする方法です。
見直し面談で確認する3つのこと
面談では以下の3点を確認します。
- 実際に自分で更新できたか(更新の頻度・内容)
- 追加・変更したい項目が出てきたかどうか
- 今後の事業変化で、追加が見込まれる項目
この3点を確認した上で、「都度対応を続けるか、月額プランに切り替えるか」を判断する。
追加の見込みが少なければ保守なしで継続、変化が多そうなら月額プランへの移行を提案します。
途中で追加の依頼が重なってきた場合は、その時点で月額プランへの移行を検討するのが現実的です。
追加・変更が発生した際の費用感については、ホームページ更新代行の費用相場でまとめています。
なお、「更新自体が3ヶ月で止まる」という別のパターンについてはこちらの記事でも触れています。
追加依頼とは原因が異なるため、あわせて読むと保守なしで進める際の判断材料が増えます。
まとめ
- 「更新は自分でできる」と「仕様変更も自分でできる」は別の問題
- 追加依頼の原因はモチベーション低下ではなく、事業の変化
- 保守なしで完結できるのは、事業内容が変わらない状態のとき
- 都度対応は可能だが、変更のたびに見積もりと時間が必要になる
- 迷う場合は「3ヶ月後見直し面談つき」で始めるのが現実的
- 変更が多いと感じたら、月額プランへの移行は途中でも対応できる
HP制作・保守・改修で悩んでいる方は、一度 Build にご相談ください。