metaタグとは?最適な書き方からSEO対策まで徹底解説
Webサイトを作るとき、「headタグの中にどんなmetaタグを入れればいいのか」「それぞれのmetaタグがどんな役割を果たすのか」と悩んだことはありませんか?
Web制作の基本としてmetaタグは欠かせない要素ですが、たくさんの種類があり、どれが必要でどう使えばいいのかが意外と分かりづらいものです。
特に「設定しておくべきmetaタグの基本をしっかり理解しておきたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、metaタグの基本からその役割までをシンプルに解説します。
実際にどのタグを設定しておくとよいか、またそれぞれの役割や効果もわかりやすくまとめているため、初めての方でも安心です。
この記事を読むことで、headタグに必要なmetaタグの基礎がすっきり理解できるでしょう。
この記事でわかること
- 必要なmetaタグの種類とその基本的な役割
- 各metaタグの設定方法とポイント
- 効率的にmetaタグを作成できる便利なツール紹介
- metaタグを設定する際の注意点
headタグにどんなmetaタグを入れるべきか、この機会にしっかり確認してみましょう。
metaタグとは?Webページに欠かせない基本情報
metaタグとは、Webページの情報を検索エンジンやブラウザに伝えるためのHTMLタグです。
ページの内容を伝えるための「タイトル」や「説明」など、さまざまなmetaタグがあり、Webページの構成や情報を正しく認識してもらうために重要な役割を果たします。
特にheadタグの中に記載することで、検索エンジンやSNSでページ内容が適切に表示されるように設定できるため、Webページを構築する際に設定しておくべき基本です。
たとえば、タイトルや概要を示す「タイトルタグ」や「メタディスクリプションタグ」、SNSでのシェアに使われる「OGPタグ」などが代表的です。
Webページに設定すべき重要なmetaタグ7選
Webページのheadタグに入れておきたい主要なmetaタグを7つご紹介します。
これらを理解して、Webページの情報が適切に伝わるように設定しましょう。
タイトルタグ(title)
タイトルタグはページのタイトルを表し、ブラウザのタブや検索結果に表示されます。
<title>あなたのページのタイトル</title>
メタディスクリプション(meta description)
メタディスクリプションは、ページの簡単な説明を伝えるタグで、検索結果にも表示されます。
<meta name="description" content="このページの内容を要約した簡潔な説明文(80〜120文字)">
文字コード設定(charset)
文字コードの設定は、ページが正しく表示されるために必要です。特に日本語サイトの場合、UTF-8で設定しておくと安心です。
<meta charset="UTF-8">
ビューポート(viewport)
ビューポートタグは、スマートフォンやタブレットなどでの表示を最適化します。
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
OGPタグ
OGP(Open Graph Protocol)タグは、SNSでシェアされた際にページのタイトルや画像、説明が正しく表示されるように設定します。
<meta property="og:title" content="ページのタイトル">
<meta property="og:description" content="ページの説明">
<meta property="og:image" content="https://example.com/path/to/image.jpg">
<meta property="og:url" content="https://example.com/page-url">
<meta property="og:type" content="website">
<meta property="og:site_name" content="サイト名">
<meta property="og:locale" content="ja_JP">
noindex / nofollow
noindexやnofollowは、検索エンジンに特定のページを表示させたくないときに使います。
<meta name="robots" content="noindex, nofollow">
- noindex: 検索結果にページを表示させない場合に指定
- nofollow: 特定のリンク先をクロールさせたくない場合に設定
format-detection
format-detectionタグは、スマホで表示した際に電話番号の自動リンクを防ぎます。誤タップを防ぐために設定しておきましょう。
<meta name="format-detection" content="telephone=no">
以上のmetaタグを理解して、headタグに適切に設定することで、ページの情報が正しく伝わりやすいWebページ作りができます。
metaタグ作成を効率化するおすすめツール
SEO Studio Meta Tag Generator
SEO Studio Meta Tag Generatorは、Webページのmetaタグを簡単に作成できる便利なツールです。
ページタイトル、説明、キーワードなどの項目を入力するだけで、必要なmetaタグが自動生成されます。
生成されたコードはheadタグにそのまま貼り付けるだけでOKなので、HTMLに詳しくない方にもおすすめです。
https://seostudio.tools/ja/meta-tag-generator
OGP Encoder
SNSでのシェアに最適なOGPタグの作成には、OGP Encoderがおすすめです。
ページのタイトルや説明、画像URLを入力するだけで、SNSに適したOGPタグがすぐに生成されます。
SNSでの見え方を重視する方には、特に役立つツールです。
https://takuan423.github.io/encoder
これらのツールを使って、metaタグを効率よく設定していきましょう。
metaタグ設定時の注意点
metaタグを設定する際には、いくつかのポイントに注意することで、Webページが正しく表示され、情報が適切に伝わるようになります。
metaタグの配置場所
metaタグはHTMLのheadタグ内に記載する必要があります。
headタグの外に書くと機能しないため、配置場所を必ず確認してから設定しましょう。
設定が不要になったmetaタグに注意
以前はInternet Explorerの互換表示をサポートするために使用されていた以下のmetaタグは、現在ではほとんどのブラウザで不要となっています。
<meta http-equiv="x-ua-compatible" content="IE=edge">
現代のブラウザ環境ではこのタグは省略可能です。コードを整理するためにも、このmetaタグは削除して問題ありません。
メタキーワードの記載は不要
かつてはSEOのためにメタキーワードを設定するのが一般的でしたが、現在では検索エンジンがこの情報を評価対象にしていないため、メタキーワードの記載は不要です。
metaタグの設定時にメタキーワードは省略しましょう。
これらの注意点を意識してmetaタグを設定することで、Webページがより正確に機能し、閲覧者にも使いやすい構成を保つことができます。
まとめ
metaタグは、Webページの情報を検索エンジンやブラウザに適切に伝えるための重要な要素です。
headタグ内に設定することで、ページのタイトルや説明が正しく認識され、ユーザーやSNS上でも見やすく表示されます。
特に、タイトルやメタディスクリプション、OGPタグの設定は、Webページの内容を的確に伝えるために欠かせません。
また、かつて必要だった<meta http-equiv="x-ua-compatible" content="IE=edge">
タグやメタキーワードは現在不要です。これらを省略することで、コードがシンプルで見やすくなります。
効率的にmetaタグを作成するためには、「SEO Studio Meta Tag Generator」や「OGP Encoder」などのツールを活用すると便利です。
適切なmetaタグの設定で、Webページの基本構造を整え、使いやすく伝わりやすいサイトを作っていきましょう。