Macで.DS_Storeを一括削除する方法
Macを使っていると、しばしば「.DS_Store」というファイルが生成され、プロジェクトやリポジトリに混入してしまうことがあります。
このファイルを手動で削除するのは面倒ですし、そもそも何のために存在するのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、.DS_Storeファイルを一括で削除する方法と、.DS_Storeファイルについての詳細を解説します。
これにより、不要なファイルを効率的に管理し、作業環境をクリーンに保つ方法を身につけることができます。
目次
.DS_Storeファイルを一括削除する方法
.DS_Storeファイルを簡単に削除するには、以下のコマンドをターミナルに入力してください。
find . -name ".DS_Store" -type f -delete
このコマンドは、現在のフォルダとそのサブフォルダ内のすべての.DS_Storeファイルを検索し、一括で削除します。
コマンドの詳しい説明
find .
: 現在のディレクトリから検索を開始します。-name ".DS_Store"
: “.DS_Store”という名前のファイルを検索します。-type f
: 検索対象をファイルに限定します(ディレクトリは除外)。-delete
: 検索に一致したファイルを削除します。
.DS_Storeは削除しても、Finderを使うたびに再生成されます。
必要に応じて、公開前やプロジェクト整理のタイミングでコマンドを実行するのが効果的です。
.DS_Storeとは?
.DS_Store(Desktop Services Store)は、macOSのFinderによって生成される隠しファイルです。
Finderでフォルダを開いた際のウィンドウの表示設定やアイコンの位置などを保存するために使用されます。
このファイルは、Finderでフォルダを操作するたびに自動的に生成され、システム内のあちこちに散らばることになります。
.DS_Storeの具体的な役割と用途
.DS_Storeファイルは以下のような情報を保存します。
- フォルダ内のアイコンの位置やサイズ
- ビュータイプ(リストビュー、カラムビューなど)
- ウィンドウの位置やサイズ
- 背景の色や画像
- ソートオプションや表示されるカラムの情報
これにより、一度設定したフォルダの表示スタイルが、次回も同じように再現されます。
他のシステムで生成される類似ファイル
.DS_Storeのように、各OSにはシステム関連の隠しファイルが存在し、それぞれ異なる役割を果たしています。
Windowsの類似ファイル
Windowsでは「Thumbs.db」というファイルが生成されます。
これはフォルダ内の画像のサムネイルをキャッシュするためのファイルで、フォルダを開いた際に画像プレビューを素早く表示するために使用されます。
このファイルも.DS_Storeと同様、プロジェクトには不要な場合が多いです。
Linux系OSの類似ファイル
LinuxやUnixベースのシステムでは、隠しファイルや隠しディレクトリがよく使用されます。
これらは名前の先頭にピリオド(.)が付き、通常のファイルとは異なる扱いを受けます。
例えば、~/.config
や~/.bashrc
などの設定ファイルが該当し、これらはユーザー設定やプログラムの動作をカスタマイズするためのもので、変更や削除は慎重に行う必要があります。
まとめ
本記事では、.DS_Storeファイルの一括削除方法とその役割について詳しく解説しました。
削除するコマンドは以下の通りです。
find . -name ".DS_Store" -type f -delete
.DS_StoreはMacのFinderによって生成される隠しファイルで、フォルダの表示設定を保存します。
WindowsやLinuxでも類似のシステムファイルが存在し、それぞれのOSに応じた取り扱いが必要です。
プロジェクトの整理や公開前のチェックにぜひ活用してみてください。